小野:1年次で受けた寄藤先生の授業では、旧版地形図を持って学外を歩いたことが印象に残っています。昭和初期と現在の土地利用図を作成し、それをもとに景観の在りようの違いを実感できたフィールドワークは、地理学のおもしろさに気づかせてくれました。あまりの地形の変化に驚き、道にも迷いましたが、あの体験でゼミへの参加も決めたのです。毎回、興味をひく話題で展開される授業には、さらに深く知りたいという思いが強まります。また、多角的な視点を持つことも教えていただき、ひとつの考えに固執しないよう心がけています。のびのびと学べる松本大学で、もっと広い視野を持てるようになりたいです。。
手探りで歩き、自分で調べて、地域を知る。
地理学を通じて世の中に働きかけます。
寄藤:「地理学」は、今の世の中を分析したり考えたり働きかけたりするうえで使える道具が揃っている学問。私の授業では1年次には高校での学びのやり直しではなく、地図を使いこなしながら地域社会にアプローチする方法を体験させるフィールドワークを行い、2年次では各自が関心を抱いた国や地域について自分で調べる技術を身につけるよう指導しています。ノートに書き写したり暗記することより、習得した方法論を自分で使いこなせるようになってほしい。小野さんのように、ゼミ発表でそれを実感している学生も多いのではないでしょうか。もっともっと外の世界に目を向けてほしいと願っています。