ゆめを拠点とした地域活動で経験を積んだ学生に次のステップを用意。
「ゆめ」で行われる活動にスタッフとして関わることでコーディネーター役にチャレンジ。
「即戦力」に近い人材を育成するには、従来の取組に新たな局面を加える必要があります。これまでの取組で十分な効果をあげられなかった、自主性や自立心の醸成を念頭に置いた取組を実行することが求められているのです。
そのための具体的な方策は、地域活動の実践経験をある程度積み重ね、地域づくりのリーダーとしての要素を身につける段階に達したと見られる学生に、「ゆめ」での学生スタッフとして活動する場を与えることです。
「ゆめ」の支援を受けながら学生が活動を続けることはもとより、それと並行して地域活動未経験の後輩・学友を手助けする側となることは、ともすれば「ゆめ」の専任職員に頼りがちになる姿勢を修正し、主体性と自立心を育む効果を期待することができます。同時に、他の学生が「ゆめ」の存在を今よりも一層身近に感じ、より気軽に「ゆめ」へ出入りする効果も生むでしょう。
地域からの期待、要請を受け松本大学キャンパス内に留まらない環境づくりを目指し、市街地に「分室」を設置。大学キャンパスと同様、地域の人々が自由に出入りし、松本市(行政)、商工会議所等の公的セクターとの連絡が密にとれる環境の整備。

従来の取組はあくまで、学生の地域活動をサポートするための組織であり、学内にスペースを確保した部署としての「ゆめ」を拠点に展開してきました。「ゆめ」が学内の一室に位置していたため、学生はそこへ出入りすることで様々な情報を得たり、活動へ向けての打ち合わせをしたり等を頻繁に行っていました。
したがって地域活動に熱心な学生にとっては、空間としての「ゆめ」が一種の「居場所」であり、活動の出発点でもありました。開学して間もない本学が、地域実践を重視する立場から学生を支援するうえで、このこと自体は適切な方策であったし、それなりの効果もあげています。
しかしその一方で、松本市役所や松本商工会議所といった地域行政機関や公的セクターと大学が協同して進める、市街地に関わるプロジェクト等に関しては、本学の地理的な立地条件の影響を受けて、学生と地域住民(この場合は中心市街地の商店主や住民)の接触は極端に少なくなっています。
スムーズで効果的な地域活動は、日常の交流を基礎とした人間関係や信頼関係が重要な鍵を握っていることは、これまでの経験から明らかであり、この点で地域とのパートナーシップにもとづく活動のさらなる展開をはかりにくい状況となっています。
市街地住民が頻繁に本学(松本市の西端に位置する)を訪れて学生と交流・懇談する機会をなかなか作ることができないでいます。
何らかの拠点(サロン的な場所)があってはじめて、地域住民と学生の接触や交流がスムーズに展開することも、確実な経験則です。
我々は、こうした状況を打開するための新たな取組として、松本の中心市街地の一角に、新たな学生支援の拠点(仮称「『ゆめ』分室」)を確保することを構想しています。
分室を新たな拠点として、これまで手薄だった分野、特に市街地活性化にかかわる地域活動を展開し、学生が様々なかたちで参加するための支援を効果的に実行したいと考えています。
松本市の中心市街地に「ゆめ」分室(仮称)を設け、新たな活動分野に向けた支援活動を展開しようとする以上、地域住民との新たな関係を切り開き、分室を拠点とした的確な学生支援を実施するための体制が必要になります。
[専任スタッフの主な仕事]