期待される効果
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期待される効果

学生活動「災害ボランティア」

これまでの取組では、まずもって地域での実践活動を経験することが出発点であるとのの認識で、活動の質を吟味するよりも地域に出るという行為自体を優先していたが、市街地の一角に拠点を新設することにより、従来はやや手薄だった地域との協働による活動や学生主導型の活動を実現することが可能となります。

すなわち、従来にも増して学生の側にはそれなりの責任と能力が求められることになり、より地に足の着いた活動実践を通じて、安定感のある地域人として学生が成長する効果が見込まれます。

また、いずれの拠点においても学生スタッフを活用することにより、他の学生が気軽に出入りできる雰囲気づくりが可能となるし、なによりも自らが支援する側に立つことによって、スタッフとして活動する学生の主体性・自立心を伸ばす効果が期待できます。

新たな活動分野で相乗効果をはかる

我々が構想する新たな取組は、新拠点を設けることで新たな活動分野を地域活動に組み入れる試みであるから、全体としては、これまでの取組をさらに発展させ一層充実した学生支援を実現する計画となっています。

それ故これまでの取組は、それ自体で完結する単発の活動では最早なく、もう一段進んだ新たな取組へのステップともなるため、新旧の両取組は十分な相乗効果を発揮することが見込まれます。

社会的ニーズ・学生ニーズに的確に対応

長野県が、魅力ある地域づくりを進め活力あふれる地域社会の実現を目指すならば、なによりも若者の県外流出をくい止める必要があります。魅力ある地域づくりとそのための人材養成は、若者の地元定着をはかるうえでも不可欠なのです。

このような課題を持つ長野県にあって、地元出身の若者を教育・支援して地元へ還し、もって、若者が定着したいと思える地域づくりを実現することは喫緊の課題であり、地域社会の切実な要求です。

教育・研究活動と一体になった人材養成(大学まるごと地域人養成構想)

我々は、地域の若者を受け入れて、「将来も地元で生活したい」という学生ニーズに的確に応えることを主眼に大学づくりをしてきました。本学が、こうしたいわば地元指向に徹する背景には、長野県における顕著な若者流出現象があります。地方と大都市の格差が声高に叫ばれるなか、地方の再生を期するならば、なによりもまず魅力ある地域づくりを目指すべきです。

若者が居つきたいと感じる地域の創出こそが、現状打開の起点になるのであり、そのことによってさらに魅力ある地域づくりが進展することになるはずです。地域の活性化とは、このような道筋で展望されなければなりません。

かかる考え方にもとづき本学は、「大学まるごと地域人育成」とも言うべき大学づくりを推進し、地域社会を担いうる力が大学生活のあらゆる場面で培われるよう、体制を整えてきました。

常に地域社会を念頭に置いた研究が積み重ねられ、その成果が正課教育としての授業に反映し、学生は地域社会で活動するために必要な専門的知識・技術・考え方を学ぶべく研鑽を積んでいます。

しかし、独自の歴史・文化を持ち、その反映としての個性を持つ地域社会を理解し、将来にわたりそこで有意義な活動を継続するためには、授業という形態での教育だけでは全く不十分です。

専門性とは別に、地域に生きる地域人として身につけなければならない諸要素・諸能力が厳然として存在するためです。
地域社会との接触は言うに及ばず、地域での実体験を重視する立場から本学は、正課教育と連携しながら、大学生活のあらゆる場面でそうした諸能力を身につける機会を提供しようとしています。

そのためにこそ、学生がかかわる地域活動を全面的に支援する体制を整えてきました。
その意味で、学生の地域活動を支援する本学の取組は、教育・研究活動と不可分であるし、教育・研究と学生支援が一体となってはじめて大学が目指す人材養成が可能になるのです。