この朝市は、近くの食品スーパーが閉店したことで、遠方に買い物に出かける交通手段を持たないこの地域に住む高齢者などのために、住民有志で始めているものです。週1回、建設会社の敷地で「おかち町市場」と題して野菜や魚介類、肉、豆腐、漬物などを販売しており、近隣のお年寄りや子ども連れのお母さん方が買い物を楽しんでいます。
参加したのは考房『ゆめ』の福島明美専任講師が担当する「地域社会活動Ⅰ」という授業を専攻する学生です。来店するお客さんに販売したり、話し相手として一緒にお茶を飲んだりと接客を体験しながら、地域活動の面白さや課題を考えたり、コミュニケーションの大切さを学んだようでした。
~参加した学生の声~
活動を行った理由のひとつは、状況が自分の地元に似ていると感じたからです。高齢者が多く、近くのスーパーが無くなれば、多くの人が買い物に不自由になります。もうひとつは何も知らない松本について、何か少しでも地域のことを知ろうと思ったからです。
この朝市の目的は買い物の不便を解消することですが、他のスーパーには無い、地域住民同士の親密なふれあいができ、お互いの元気な姿を確認できるといった利点があることを学びました。また、活動を通して自分たちの町の不自由を、自分たちで何とかしようという地域の方の熱い思いを知ることが出来ました。活動を発足させ、存続しているというのはすごいことだと思います。
まだ出来てから1年なので、これからの課題は広報だと思います。この朝市の良さを知ってもらおうと、チラシを作成しました。これが少しでも力になれればうれしく思います。
松商短期大学部1年 塚田剛士さん
~地域の方の声~
5月末から、おかち町市場に来てくれました。一緒に売り場に立ってお年寄りの接客をしてくれ、若者がいるというだけで雰囲気が変わります。徒士町の目指す「『気寄り』のまちづくり」を分かってもらえたかなとも思います。
地域の、特にそこに住む人と関わることは、理論よりも実践として地域を学べたと思います。塚田君には、気づいたことやアイディアがあれば考えて、教えてほしいと思います。これからを期待して...また遊びに来てください。ありがとう塚田君!
徒士町 三村伊津子さん
2009.09.02