期待される効果
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取組の有効性や効果を判断する指標

本取組により、コミュニケーション力を付け客観的かつ冷静に判断すること、相手の立場からも物事を見ること、教職員と一緒になって相互に理解しながらよりよい大学生活を創り上げていくこと、等が出来れば、大学にとってはもちろん当の学生も大きな糧を得るので効果満点だと言えます。

「学生に実力と自信を育む」という教育目標を達成できたかどうかという視点で見れば、この取組が軌道に乗れば“病んだ状態”への移行を“予防”出来る可能性があるので、その効果は計り知れない程大きいと思っています。

現在の学生支援との関連 ―社会的ニーズ、学生ニーズとの対応―

これから行おうとする事例の多くは、不十分ながらも現在実施されている内容です。
しかし、この既存の取組でさえ、教職員側が「大学運営に学生の意志を取り入れる」という意識を持つだけで、その内容や展開の仕方に大きな変化が出てくると思います。

1. 広報活動への学生参画(マツナビ)-入学前教育を兼ねて-

1年次の春休み、すぐに始まる就職活動がどんなものか不安を抱きつつ、準備に余念のない状況にあります。

この時期に、OB・OGの就職活動の体験談や就職後に「学生時代にやっておいて良かったこと、やっておけば良かったと思うこと」等を話してもらいます。

卒業する2年生からも、一年前の状況を生々しく語ってもらいます。ここでも、本学では単なる経験交流会に止めません。
先輩達もこのような話をすると決まった時点で、自分なりにまとめ準備をします。

その過程で、本学の就職指導の良かった点や改善すべき点も見えて、それをキャリアセンター職員に伝えてくれています。
ここにも学生と教職員が協働で、大学の学生支援システムを改善していくという流れの萌芽が見て取れます。

  学生の声に依拠すれば意味のある改善へと結び付けられるでしょう。
こうした経験を継承すべく、卒業生まで対象を広げて体験談を書物へとまとめようと考えています。

2. 就職活動の経験を後輩に紹介する

今やどの大学も、高校教員、高校生や保護者を対象に、学生募集説明会を催しています。
学園生活や教育内容は、教員より学生の意見を聞く方が高校生等にとっては現実感があり、理解できるでしょう。

こうした理由から、在学生が中心的役割を果たす場合が多く、本学もマツナビと称する学生集団を構成し、その任務を引き受けてもらっています。

本学の場合はこれを単なるナビゲータとはとらえず、本学の長所や欠点を発見し、学生の目からそれをどう改善するかを提案してもらう場になると考えています。
学生も大学の良さを再発見し、当事者意識から「こんなことでは、どの学生も満足できない」等と、指摘してくれれば最適のFD活動にもなります。

3. 情報センター・学生スタッフ

学生が大学運営に関わるという点では、情報センターでの技術指導員的な役割があります。
特に年輩の教職員からの質問や要請に応え、インストラクタや作業員的役割もこなせるまでに育っています。

地域社会の老人を対象としたコンピュータ講座等でも、学生は参加者から好評を博しているので、系統的な参画の場としての位置づけをしていきたい。
本学のホームページを充実させる点でも、学生スタッフと共同での編集を考えています。

4. 新歓・オリエンテーションと先輩ファシリテータ・アドバイザー

本学では入学前からキャリアカウンセリングを行い、グループ・ディスカッションなども実施しています。
ここではファシリテータとしての役割を担うのは学生となっています。

また教務部門を中心にして、新入生に対して教育の体系の説明や時間割の組み方についての説明も行っています。
こうしたオリエンテーションの場にも、先輩学生を招き、自分達の1年間の経験を含めてアドバイザー役を担ってもらっています。

入学後直ちに、学生同士あるいは教職員との連携を深めるための新入生歓迎合宿を行いますが、ここでも学友会・常任委員会はクラブ活動や各局の活動内容をパワーポイントで紹介しています。
こうした活動を拡大し、教員とともに教務内容を紹介する際の助言者としての役割を担うまでに高め、学生編集の冊子にまとめたいと考えています。

5. 学内ゴミ・ゼロ運動の推進

大学は事業所であり、家庭でのようなゴミ分別・回収システムが適用されていません。
そこで、学生・教職員の意識改革を進め、学内でも松本市の基準を適用し、リサイクルでゴミを無くす運動に全学挙げて取り組みます。

新聞紙等の資源物回収は地域の障害児施設に委託し、運営資金面での支援ができるような対応をとろうとしています。
生協との連携で残飯は堆肥化し、循環型社会システムへの移行を考える糸口としようと思っています。